海外に来てから、ずっと仲良くしていた人と仲良くできないことが時々ある。
例えば先日、仲の良かった友人と再会したが、
お互いに大事にしているものが譲り合えない、そして歩み寄れないことがあった。
自分が一年かけて本気で夢見て叶えたことを
友人からなんでもないことのようにあしらわれたように感じた。
日本の優等生からしたら海外に出て自由に生きるのは異端者に映るのだろうか。
目立って角が立つ言い合いになったわけでもないが、
考えの軸が違う、とお互いに感じただろう。
それは生まれ育った環境によるものだと感じたが、
自分が歩み寄る努力をしても一方が頑なに自分の意見が正解だという立場を取られると、どうしようもなかった。
それでは何も生産的なことは生まれないので、
考え方の違う人と話している時は、こういう考え方もあるんだな、
と流すことが必要だと感じた。
海外に出る前の自分は自分に自信がなく、好かれたい、という気持ちで人と接していた。
だから人の話をしっかり聞いて、（自分の話を聞いてくれる人を人は好きになるから）
特に自分の強い意見もなかったから、みんなを肯定して褒めた。
だから自然と多くの人から好かれた。
しかし、海外大学院の一年を経て、すごく悩んで努力して考えたからこそ、ブレない自分の考え方が生まれた。
その結果、多くの人から好かれるよりも、自分の芯を大事にしたいと思うようになった。
よって、人の意見に対して違うと思うことは自然とそう言ってしまうし、
違う意見を尊重する余裕を持ちたくても、違う意見のテーマが本当に自分の大事にしている価値観だと、
その友人と今は距離を取る時なのかな、と感じるのだ。
自分らしく振る舞うことで、同じ価値観の人、このままの自分を好きだと言ってくれる人が集まる。
よって、無理しない、自然体で幸せと思える時間が増える。
多くの人から好かれるよりも、自分が自分を好きと思えているかどうかが大事。
